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話題の「猫の全自動トイレ」を使ってみた!

猫がうんちやおしっこをした後、自動で掃除する機能がついた全自動猫トイレ。便利だと聞く一方で、実際どうなのか気になる人も多いはず!
今回は全自動猫トイレを使ってみた感想や注意点、たくさんある種類からどのように選ぶと良いのかをレポートします!

1.全自動猫トイレとは?

まずは、全自動猫トイレがどのようなものなのかを簡単にご説明します。

全自動猫トイレは、猫がうんちやおしっこをした後、センサーやタイマーにより自動で排泄物を片付けてくれる猫トイレです。
さまざまなメーカーで製造されていますが、全自動猫トイレの排泄物の処理方法は大きく分けて2つあります。

1つ目は、「ドーム回転タイプ」と呼ばれるものです。

猫がうんちやおしっこを済ませると、中のドームが回転して排泄物を下にあるダストボックスに落とします。ドームの中には網があり、排泄物と綺麗な砂を仕分ける仕組みです。

もう1つは「クシタイプ」と呼ばれるもので、うんちやおしっこが済むと中に設置されたクシが動き、排泄物をすくい落とす仕組みとなっています。

(クシタイプイメージ:トイレの中の大きなクシが動き排泄物をすくい落します)

どちらも自動で排泄物を集めるので、トイレの使用が多い、多頭飼いをしている、家族が留守にしがち、といったご家庭におすすめです。

2.実際に使ってみた感想!

今回使用したのは、有名なクラウドファンディングサイトで約3,000万円もの応援購入が話題となっている「PetSnowy(ペットスノーイー)」です。

まずは率直な感想から!
思った以上に大きくて届いた際に箱から出すのに苦労しましたが、セッティングは問題なく簡単にできました!PetSnowyは、サイズは大きめですが、丸みを帯びた見た目が可愛く、どんなお部屋にも合うデザインが特徴です。好みにもよりますが、筆者はスタイリッシュでかっこいいものよりも可愛らしいデザインが好きなのでとても気に入っています!

毎朝、起きたらまず猫トイレの掃除をルーティーンとしているご家庭も多いと思いますが、全自動猫トイレがあれば、とてもラクチン!ちょっとした朝時間も確保できますね。
また、PetSnowyには消臭機能もついているため、リビングなど人が集まる場所に設置しても臭いが気になりません。

3.使用上の注意点!

全自動猫トイレに満足している一方、少し不安を感じた部分があるのも事実です。
ここからは、全自動猫トイレを使用する際の注意点をお話します。

注意点1:慣れるのに時間がかかる場合がある

皆さんもご存知の通り、猫はとても警戒心の強い動物です。一般的な猫トイレの場合、猫砂を目視で確認できるため、「ここはトイレだ」とわかりやすいのですが、全自動猫トイレの場合は、機械の中に入らなければ猫がトイレだと気づきにくいという難点があります。

また、全自動猫トイレは電気で動いているため、製品によってはモーター音が聞こえることも。
怖がりの猫の場合、わずかなモーター音に驚いてしまうかもしれません。

どちらも慣れてしまえば問題ないのですが、初めのうちは戸惑う猫も多いでしょう。
全自動猫トイレを設置した後も、しばらくは使い慣れたトイレと併用することがオススメです。

注意点2:排泄物の異変に気づきにくい

言葉を話せない猫にとって、うんちやおしっこは私たち飼い主から見てもわかりやすい“健康のバロメーター”です。筆者も数ヶ月前、愛猫が血尿をしているのに気づき、そこで初めて膀胱結石がわかりました。
全自動猫トイレは自動で排泄物を掃除してくれて便利な一方、排泄物を目にすることが減るため、うんちやおしっこの異変に飼い主が気づきにくいデメリットもあります。

異変に気付けるよう、定期的に全自動猫トイレの清掃機能を止めるなどして、飼い主さんが自分の目で排泄物を確認する機会を設けましょう。

注意点3:巻き込み事故に注意

全自動猫トイレについてインターネットで検索していると、「事故」といったワードも目立ちます。実際、2018年に6歳の成猫が全自動猫トイレで巻き込み事故に遭い亡くなったというブログもあり、猫と暮らす飼い主さんは全自動猫トイレに対して大きな不安を抱くことになりました。

そうした悲しい事故の経験から、現在では各メーカーのセーフティー機能が格段に進化しました。猫が中にいる時には機械が動かないように重量センサーが反応したり、何かが挟まった際はすぐに機械が止まるよう安全装置が備わっていたりと、各メーカーが安全に使えるトイレを設計しています。

とはいえ、誤作動などもあるため、「100%安心」とは言えないかもしれません。時々、点検を兼ねてこまめにお手入れをする、子猫などセンサーが反応しにくい体重の軽い猫には使用しないなど、飼い主さん側でも使用方法をよく考えておきましょう!

4.トイレを選ぶポイント

今回使用したのはPetSnowyでしたが、近年、さまざまなメーカーから全自動猫トイレが販売されています。ここからは、ご家庭で全自動猫トイレを選ぶ際のポイントについてお話します。

選ぶポイント1:猫のサイズや体重

いくら掃除が楽でも、猫が安心して使えないトイレは「良いトイレ」とは言い難いもの。猫が少しでも使いやすいよう、入口やトイレの中は猫が入っても余裕のあるサイズを選びましょう。

また、製品によって猫の体重制限も異なります。制限を守らないと故障が起き、先ほどお話したような事故につながる危険も増します。まずは愛猫の体重を確認し、その子に見あったものを選ぶことが重要です。

選ぶポイント2:体調管理のしやすさ

全自動猫トイレにはスマホと連携できるタイプも多くあります。今回使用したPetSnowyも、猫がトイレに入るたびに通知が届き記録が残るので、猫が毎日きちんとうんちやおしっこをしているかが一目でわかり便利です。

先程、全自動猫トイレのデメリットとして「排泄物の異変に気づきにくい」とお話しましたが、うんちやおしっこの状態だけでなく、排泄の回数や間隔なども猫の体調管理には大切な情報です。こうした細かな部分の管理のしやすさも、全自動猫トイレを選ぶ際のポイントにしましょう。

選ぶポイント3:デザイン

さまざまな全自動猫トイレの機能面を比較し検討する場合は、「部屋になじむかどうか」といったデザイン面も考えてみるといいかもしれません。
全自動猫トイレには形や色・大きさなど多くの種類があるので、ご自宅の雰囲気にあうようなデザインを探してみてください。

選ぶポイント4:対応している猫砂の種類

猫トイレに使用する猫砂にもさまざまな種類があります。

    • 鉱物系
    • 紙系
    • 木系
    • おから
    • シリカゲル

これらが代表的な猫砂の種類ですが、製品によっては対応していない猫砂もあります。「対応している猫砂に変えればいい」と考えがちですが、猫はとても繊細な動物なので、猫砂の種類を変えただけでもできなくなってしまうことがあります。

そのため、全自動猫トイレを選ぶ際は、普段使い慣れている猫砂が引き続き使えるか確認しておくと安心です。また、製品説明で「対応可」となっていても、実際に使ってみると、上手く排泄物が処理されないこともあるようです。

実際に使用しないとわからない部分も多いと思いますが、購入前にレビューなどで猫砂の対応状況も確認しておきましょう。

5.飼い主さんや愛猫に合ったトイレを選ぼう!

今回は全自動猫トイレを実際に使ってみた感想や注意点、製品を選ぶ際のポイントをご紹介しました。注意点など気をつけたい部分もありますが、全自動猫トイレは使ってみると本当に便利です!

ただ、高額な製品が多いため機能面・安全面・デザイン面などはもちろん、アフターフォローの有無なども確認し、飼い主さんや愛猫に合ったトイレを見つけてくださいね!

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