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(2)犬の似合う色を診断してみた!
パーソナルカラーの決め手は?

犬によって「似合う色」と「似合わない色」があるのはご存知でしょうか?前回「犬にも似合う色があるって本当?わんちゃんのパーソナルカラー診断」についてお伺いしましたパーソナルカラー診断スキル習得講座の講師でもある「三浦まゆみ」さまに、今回は第二弾として、実際にわんちゃんの似合う色を診断していただきました。

1.犬にも似合う色がある?わんちゃんのパーソナルカラー

実はわんちゃんにも「似合う色」と「似合わない色」というのがあります。

今、パーソナルカラー診断という、その人の肌・髪・眼の色素(色や質感)にマッチする似合う色を見つけるのが流行っているのですが、その犬バージョンです。

犬の場合は、人の場合の肌・髪・眼の色素とのマッチングではなく、毛・眼・鼻の色素や、顔立ちの違いなどで似合う色を診断していきます。

似合う色をあてると、わんちゃんの顔色がパッと明るくなり眼も活き活きと見えて、毛づやもよく見えます。ところが、似合わない色をあてると、顔色がサッと暗くなり、眼の光が弱くなり、なんだか疲れたようなしょんぼりした印象になってしまいます。

ただ色を変えただけなのにかなり印象が変わるので、首輪やリード、洋服を選ぶときにはぜひ気を付けて色を選んでいただきたいです!

せっかく可愛く見せるために購入した洋服が、かえって残念な印象になったらもったいないですよね?
もちろん、写真を撮るときにも重要!お友達に見せたときに、文句なく「可愛い!!」と言ってもらえる色を選びたいですね!

*犬のパーソナルカラー診断のやり方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
犬にも似合う色があるって本当?わんちゃんのパーソナルカラー診断

それでは今回は、実際にわんちゃんの似合う色を診断していきましょう!

2.犬の似合う色の診断事例①

1匹目のわんちゃんは、ふわりちゃん。毛がふわっとしていて可愛いですね!

では早速、ふわりちゃんの色素(色や質感)をチェックしていきましょう。

毛の色はグレーと黒のミックスで、鼻のまわりは白い毛もありますね。ブラウンやベージュのような黄みっぽさは感じないので、ブルーベースの色になります。

(ブルーベースとは、全体的に青みがかった涼し気な色のことで、白、グレー、黒のモノトーンも含まれます)

眼と鼻の色は真っ黒で、これもやはりブルーベースの色になります。

さらに、眼や鼻は丸っこいのですが、顔の形や耳の形はスッと細長い感じ、顔の毛もくるくるふわふわしているというよりは、スッスッとした直線的な感じなので、スッキリした印象です。

ここまでの色素チェックの結果では、毛、眼、鼻がすべてブルーベースの特徴だったので、サマーかウインタータイプだということがわかります。

さらに、眼が優しい瞳というよりはキラッと印象の強い瞳をしているのが特徴で、鼻もかなり真っ黒でちょっとつやっとしているので、この特徴はウインタータイプにあてはまります。

ということで、総合的に見ていくと、ふわりちゃんはウインタータイプになります。

ウインターに似合うのは、ブルーベースで暗くて鮮やかな色です。

特に、毛や眼、鼻に黄みっぽさが全く感じられないので、黄みの強い色をあてると、なじまずに違和感を感じます。

左の写真を見てみると、オレンジ色だけが浮いているような印象を受けませんか?

逆に右の写真は似合うウインターの色なので、ふわりちゃんと自然となじんで見えませんか?

首輪やリード、洋服を選ぶときには、ウインターのビビッドな色やモノトーンを選ぶと、ふわりちゃんの個性が活きます。

下の写真のトップスの真っ白と背中のビビッドピンクはウインターの色なので、お似合いですね!

下の写真の飾りも可愛いですが、ウインタータイプなので、もう少しビビッドな色だとさらにお顔が映えます。

下の写真のピンクもブルーベースのサマーの色なのでベースはOKですが、もう少し濃いピンクがアクセントカラーで入ると黒い瞳がよりキラッと輝くと思います。

また、イエローベースの黄みがかった色が苦手なので、オレンジや黄緑、ベージュやブラウンを使うときには、小面積にするか、ブルーベースの色と組み合わせて使った方が断然可愛く見えるので工夫してみてくださいね!

3.犬の似合う色の診断事例②

2匹目のわんちゃんは、はなちゃん。優しそうな瞳で見ているだけで癒されます!

では、はなちゃんの色素(色や質感)をチェックしていきましょう。

毛の色はベージュと明るいブラウンですが、そこまで黄みが強くないのでブルーベースの色になります。

(ブルーベースとは、全体的に青みがかった涼し気な色のことです)

眼と鼻の色はブラウンで、どちらかというと赤茶系の色なので、こちらもブルーベースの色です。

さらに、顔の感じは丸っこいというよりは、スッとした大人っぽい顔立ち。

眼の印象も優しく、毛の質感もふんわりとした感じで、ブラウンとベージュのグラデーション配色も柔らかい印象を与えます。

ということで、総合的に見ていくと、はなちゃんはサマータイプになります。

サマーに似合うのは、ブルーベースで明るくて穏やかな色です。

あまり黄みの強い色をあてると違和感があるのと、毛がふわっとしていて目も優しいので、鮮やか過ぎる色だと色ばかり目立ってキツい印象になってしまいます。

左の写真を見てみると、鮮やかな黄緑とはあきらかになじまないと思いませんか?

逆に右の写真は似合うサマーの色なので、はなちゃんの顔色がよくなり明るい印象に見えませんか?

首輪やリード、洋服を選ぶときには、サマーの涼し気で優しいパステルカラーを選ぶと、はなちゃんの個性が活きます。

下の写真の洋服は、ちょっと鮮やかなので、面積を小さくして顔から離れたところに使うとなじみやすくなります。なるべく顔のまわりには明るめの淡い色を持ってくるようにしましょう。

下の写真は淡いピンクがメインになっているので似合います。はなちゃんの優しい印象が際立ちますね!

4.犬の似合う色の診断事例③

3匹目のわんちゃんは、陸ちゃん。くりくりの瞳で可愛いです!

では、陸ちゃんの色素(色や質感)をチェックしていきましょう。

毛の色はベージュと明るいブラウンですが、オレンジっぽいのでイエローベースの色になります。

(イエローベースとは、全体的に黄みがかった暖かい印象の色のことです)

眼と鼻の色は濃いブラウンではっきりした印象ですね。

さらに、顔立ちは丸みがあって可愛い感じ、活発でやんちゃなイメージ!

毛の質感はふわっとしているのですが、眼の印象が強くてキラキラした感じなので鮮やかな色が似合いそうです。

ということで、総合的に見ていくと、陸ちゃんはスプリングタイプになります。

スプリングに似合うのは、イエローベースで明るくて鮮やかな色です。

あまりクールな印象の色をあてると、毛の色となじまずに「とりあえず着せてみた」「他のコの洋服を借りてきたの?」という感じになってしまいます。

左の写真を見てみると、くすみ系のブルーは顔色が悪く寂しい印象になりませんか?

逆に右の写真は似合うスプリングの色なので、陸ちゃんの表情が生き生きして元気に見えませんか?

首輪やリード、洋服を選ぶときには、スプリングの黄みがかった元気なカラフルな色を選ぶと、陸ちゃんの個性が活きます。

下の写真は黒い洋服なので、ちょっぴり陸ちゃんには強いかもしれません。でも、眼の印象が強いのでそこまでおかしい感じはしませんが、1色スプリングの赤やオレンジなどをアクセントカラーに使うと、より元気さがアップして見えると思います。

下の写真は鮮やかな赤なので、陸ちゃんにバッチリお似合いです。スプリングタイプはゴールドも似合うので、チャームなどで取り入れてもよいですね!

また、くすんだ色だけで配色すると一気に具合いが悪そうに見えてくるので注意しましょう!

5.まとめ

今回は、実際にわんちゃんの似合う色を分析してみましたが、いかがでしょうか?

毛の色や模様、質感、眼の色やキラキラしているかソフトかの印象など、ちょっとした違いで、似合う色と似合わない色の違いが変わります。

色をあてて比較して見ると、かなりはっきりと差が出るので、「ここぞ!」というときにはぜひ、似合う色を使って愛犬ちゃんをさらに可愛くしてあげてくださいね!

くらし・マナー, くらし・マナー

三浦 まゆみ (みうら まゆみ)

カラースクール・インリビングカラー 主宰

文部科学省後援 色彩検定1級・東京商工会議所主催カラー検定1級
カラースクール・インリビングカラーを主宰。
カラー業界歴25年以上。パーソナルカラー診断数6000名以上、カラーのプロ養成数300名以上。
企業・大学・専門学校などでパーソナルカラー・カラーセラピー・色彩検定など250以上の講座を担当。
大手企業での研修、百貨店でのイベント開催、インテリア・外壁塗装のカラーコーディネートなど実績多数。
現場の経験を活かし、ビジネスで通用するカラーのプロ育成に力を入れている。
犬のパーソナルカラー診断スキル習得講座も開催中。

▽リンク先
犬のパーソナルカラー診断講座
Instagram_mayumicolor

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