どんな犬種が自分に合う?
迎える前に知っておきたいペットとの相性
犬にはさまざまな犬種がありますが、じつは種類によって性格も大きく違います。そのため、これから新しく犬を迎えいれようとしている方は、まずどんな犬種が自分や家族に合っているのかを把握しておくことが重要です。
今回は、家庭環境やペットとどう過ごしたいかといったライフスタイル別に、おすすめの犬種をご紹介します!
1.人とペットも相性は大切!
私たち人にもそれぞれ、さまざまな性格があります。
どんな人とでも仲良くなれるのが一番ではあるかもしれませんが、中には「あの人、苦手だな…」と、自分との相性が悪く感じてしまう人もいますよね。
じつは、これは人間だけの話ではなく犬などの動物でも同じで、性格はその子によってまるで違います。
犬の性格は性別・毛色などによっても変わってくることがあるのですが、最も性格の違いが出やすいのが“犬の種類”です。
一方で、この種類ごとの性格をきちんと把握しないまま犬を迎えてしまう人も決して珍しくはありません。
「ペットショップで目が合ったから」「この子がいいと直感で思った」など、インスピレーションで決める飼い主さんは実際に多いですし、そうした決め方が悪いわけではありません。
ただ、性格を知らないまま迎えた家庭では「ペットとゆっくり過ごすことに憧れていたのに、実際はヤンチャすぎて困る…」「気が強くて子どもと全然仲良くなってくれない」などの悩みが生じやすいのも事実です。
ペットと人の双方が気持ちよく過ごせるように、これから犬を迎えようと考えている人は、まず自分や家族の理想のライフスタイルを思い浮かべてみてください。
その上で、どの犬種が合っているのかを見極めていきましょう!
2.ライフスタイル別のおすすめ犬種
ここからは、ライフスタイル別にどのような犬種が合っているのか、その犬種の性格と併せてご紹介していきます。
ただし、ここでご紹介するのは一例で、個体差もあるため「この犬種だから必ずこういう性格だ」と言い切れるわけではありません。
可能であれば、迎え入れる前に実際にその子ときちんと触れ合ってみて、ご自分の目でどのような性格なのかを確認してくださいね。
子どもがいる家庭
犬との暮らしは、子どもに命の大切さや相手を慈しむ心など、さまざまなことを教えてくれます。
そのため、“子どもの良き相棒”として犬を迎えようと考える人も珍しくはありません。
一方で、元気いっぱいで予測不能な行動をとることの多い子どもを「苦手」と感じてしまう犬がいるのもまた事実です。
子どもにとって犬との暮らしが素晴らしいものになっても、犬がストレスを抱えてしまってはかわいそうですよね。
子どものいる家庭で犬を迎える際には、「活発で社交的な犬種」を選ぶのがおすすめです!
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- トイ・プードル
- ミニチュア・シュナウザー
- マルチーズ
これらの犬種はフレンドリーで人懐っこい性格をしているので、人と一緒に過ごすことが好きな子が多いです。
そのため、小さなお子さんがいてもいい遊び相手になってくれるかと思いますよ。
また、中でもトイ・プードルは小型犬の中でも特に知能が高いと言われており、トレーニングしやすいのも特徴です。
抜け毛も少ないので、お子さんのアレルギー発症のリスクを抑えられるメリットがあるのも嬉しいですね!
先住犬がいる家庭
先住犬がいる家庭でも、子どもがいる家庭と同じように社交的な性格をしている犬種を選ぶことが大切です。
また、運動が得意な犬種であれば犬同士で遊ぶこともできるので、さらに仲を深めやすくなるかと思いますよ。
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- ミニチュア・ダックスフンド
- ポメラニアン
- チワワ
特にダックスフンドは元々狩猟犬だったので、群れで生活することに慣れていると言われています。
そのため、ワンちゃんが複数いるご家庭でもスムーズに馴染んでくれることが多いでしょう。
また、ポメラニアンは警戒心が強くてよく吠える一方で、協調性があるのが特徴です。
初めは他の犬に対して吠えてしまうかもしれませんが、周囲の状況や飼い主さんの様子を見て「敵ではない」と分かれば、比較的早く先住犬と打ち解けられるかと思います。
犬とゆっくり過ごしたい
愛犬とゆっくり過ごすことに憧れている人であれば、温厚で比較的おとなしい性格をした犬種がおすすめです。
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- シー・ズー
- 狆
- パグ
中でもシーズーはとても人懐っこく、無駄吠えなどが少ないのも特徴の1つです。
遊ぶことは好きですがおっとりとした性格のため、お年寄りでも飼いやすいと言われていますよ。
また、どの犬種であってもオスに比べるとメスの方がマイペースで落ち着きがある傾向にあります。
そのため、「愛犬とゆっくり過ごしたい」と考えている方は、犬種だけではなく性別も視野に入れて考えてみると安心です。
犬とアクティブに過ごしたい
先ほどとは反対に、愛犬と一緒に走って遊んだり旅行したりアクティブに楽しみたいと考えている人であれば、運動が得意な犬種を選ぶことをおすすめします!
運動が得意な犬は大型犬に多いイメージですが、体の小さな犬種であっても運動が大好きな子はたくさんいます!
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- ジャック・ラッセル・テリア
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- ビーグルトイ・プードル
愛らしい胴長短足の姿が特徴的なコーギーは「走っているイメージがない」という多いでしょう。
一方で、元々は牧畜犬だったため、運動能力がとても優れていて体力もあります。
陽気で好奇心も旺盛なので、きっと飼い主さんとさまざまなアクティビティを楽しんでくれるはずですよ。
3.個体差があることを忘れずに!
ライフスタイルごとにおすすめの犬種をご紹介しました。
みなさんに合いそうな犬種は見つかったでしょうか?
今回ご紹介した犬種はごく一部で他にもたくさんの犬種がいますので、ぜひご自分の目でさまざまなワンちゃんを見てみてください。
また、先ほども少しお話しましたが、犬にも個体差があるので今回ご紹介した性格などが全て当てはまるわけではありません。
おうちで一緒に暮らし始めてから徐々に性格が変わっていくことも珍しくはないので、どんな性格の子であってもまずは愛情たっぷりに可愛がってあげてくださいね。
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