ペットとのすこやかな生活と幸せな PetLife

愛犬のお風呂嫌いをなくすには!?
慣れてもらうコツをお教えします

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest
  • note

犬も人間と同じように、元気でいると、皮脂がたまって体が汚れてきます。そのままにすると被毛が絡まり通気性が悪くなり、皮膚病の原因にもなります。お風呂は、こうした毛や皮膚に付着した汚れを落として愛犬の健康を守るだけでなく、血行促進やリラックス効果もあります。でも、中にはどうしてもお風呂が嫌いという子も少なくありません。どうすればお風呂好きになってくれるのか、お風呂に慣れてもらうコツをお教えします。

1.なぜお風呂が嫌いなの?

「喜んでお風呂に入る子も多いのに、なんでうちの子はお風呂が嫌いなの?」と思う人も多いでしょう。お風呂だと察知すると逃げ回ったり、震えたり、キュンキュン鳴いたりして、こんなに嫌な思いをさせてまでお風呂に入れる必要があるのかしらと思う飼い主さんもいると思います。なぜお風呂を嫌がるのかを探ってみました。

身動きできないから嫌い

小一時間身動きが取れず、目や耳、大事な鼻に水が入ったり、シャンプーがかかったりするから。さらに、動きたいのに飼い主さんに押さえつけられて痛い思いをした経験があると、それがトラウマになって、さらに嫌いになってしまいます。

シャンプーや石鹸の匂いが嫌い

人間でも苦手な香りがあるのと同様、犬にも嫌いな匂いがあります。シャンプーを使いだすと嫌がる子は、匂いが嫌いなのかもしれません。犬の臭覚は、人間の3千〜1万倍と言われていて、人間がいい匂いだと思っていても、犬には苦手ということがあります。こういう場合は、無香料のシャンプーを使ってみましょう。また、人間用のシャンプーや石鹸の香料は香りが強く、犬にとって大きなストレスになるので使用はNGです。

シャワーの音が苦手だから嫌い

犬は聴覚も優れています。人間の可聴域は20〜2万Hzと言われていますが、犬は人間では聞き分けられない8〜12万Hzの音が聞き分けられ、音の方向性も人間の倍以上区別することができます。最初にお風呂に入れられたときのシャワーの音が怖かったので、お風呂嫌いになってしまったのかもしれません。

いつもと違う場所だから嫌い

犬や猫は自らの体を舐めて手入れをする習性があります。これは彼らにとってごく自然な行為です。お風呂に入るということは、ご飯を食べる、散歩に行く、という日常のパターンから離れているため戸惑ってしまい、洗われることで自分の匂いが消えてしまうという不安があります。

2.愛犬にお風呂好きになってもらおう

お風呂前にブラッシングをする

お風呂が嫌いな子でもブラッシングは大好きという子は多いはず。ブラッシングをして埃や毛の絡まりをなくしておくと、シャンプーがしやすいだけでなく、シャンプー時間の短縮にもなります。

お湯の温度

犬をお風呂に入れるときのお湯の温度は、37〜38度を目安に。手を入れるとぬるいと感じる温度です。人間が気持ちいいと感じる40〜42度では熱すぎるので注意しましょう。

いきなりシャワーでお湯をかけない

急にシャワーでお湯をかけられたら、人間だって嫌ですよね。シャワーの場合は極力水圧を弱めます。音を怖がる子はシャワーを使用せず、犬用のバスタブにお湯を溜めて、足元を濡らすことから始めます。

洗う順番は、足元から始まって、お尻、内股、胸から背中へ、ゴシゴシ洗わず優しくマッサージをするように洗います。犬が「お風呂は気持ちいいぞ」と思って目を細めてくれたらしめたものです。最後に頭や顔を、スポンジやガーゼを使って優しく洗います。

目や耳にシャンプーが入らないようにする

顔周りを洗うときは細心の注意を払い、目や耳にシャンプーが入らないようにします。犬用のシャンプーハットを使うのもお勧めです。顔だけを洗いたいときにも重宝します。

短時間で済ませる

我慢をしてお風呂に入っている子も多いので、短時間で終わらせるようすることが大事です。お風呂から出たらすぐに乾かせるように、事前にタオルやドライヤーの準備をしておいて下さい。

3.それでもどうしてもお風呂を嫌がるときは

お風呂場が楽しい場所だと思ってもらう

普段の遊び場所にお風呂場を加えて、場所に慣れてもらうことから始めます。おもちゃで遊んだり、水をパシャパシャとかけて遊んだりして「怖い場所」ではなく「楽しい場所」だということを覚えてもらいましょう。

どうしてもだめなときは

水を使わずに汚れが落とせるドライシャンプーがあります。粉や泡、スプレー、シートタイプなどがあり、被毛に直接付けて汚れを落とします。シャワーのように濡れないので、ストレスが減らせます。
ただ、ドライシャンプーはどちらかというと部分的な汚れに向いているので、全身をきれいにするお風呂に比べると、どうしてもコスパが悪くなります。

犬をお風呂に入れる頻度は、月に1〜2回程度と言われています。お風呂嫌いの愛犬をお風呂好きにするのは根気が必要ですが、お風呂に飼い主さんといると楽しいと思ってもらえるように、焦らずに少しずつ慣らしていきましょう。

飼い方・おでかけ, 飼い方・おでかけ

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest
  • note

PAGE TOP PAGE TOP