運動不足やストレス解消に!
ペットが喜ぶお勧めおもちゃ(猫編)
目次
「寝る子」が「寝子」=「猫」の語源になったといわれるほど、猫はよく眠る動物です。もともとネコ科の動物は単独で狩りをするため、普段は瞬発力を温存するために寝て過ごすします。ところが、ペットとして飼われるようになると狩りをする必要がないので、ご飯以外の時間は寝てばかりになり、運動不足になりがちです。運動不足は肥満を招き、関節の病気や糖尿病のリスクを高めるだけでなく、さまざまな病気の原因にもなります。
そこで今回は、ネコちゃんの運動不足やストレス解消に役立つおもちゃをいくつかご紹介したいと思います。
1.狩猟本能を刺激するおもちゃを選ぶのがポイント
猫は本来狩りをする動物です。そのため、おもちゃを選ぶときは狩猟本能を刺激するおもちゃを選ぶのがポイントです。
猫じゃらし
ネコちゃんの定番おもちゃです。猫じゃらしの先に羽がついていたり、ネズミの形のおもちゃが付いていたりするものもあります。
紐状の猫じゃらし
持ち手の先が紐状になっていて、クネクネと蛇のように動きます。その動きにネコちゃんたちはたまらず追いかけ回します。
遊ばせ方のポイント
一定に動かすよりも、不規則に動かすのがポイントです。床と壁との境目や家具の隙間など、「おやっ?」と思うような場所で動かすと、ネコちゃんが飛びついてきます。また、紐状の猫じゃらしは、フワッと山なりに動かすと、ネコちゃんがジャンプをして夢中になって追いかけ回します。
2.音がするおもちゃも大好き
猫の音を聞き取る能力は非常に優れていて、音がするおもちゃにも敏感に反応します。特に好きな音は、コンビニの袋のシャカシャカした音や、小さな鈴が鳴るような高い音です。女性を好きなネコちゃんが多いのは、女性の声のトーンが高いからだとも言われています。
コンビニの袋や紙袋
おもちゃと併せた遊びに使えます。本能的に袋が好きな子は多く、見せるだけで自分から入っていきます。隠れて獲物を狙う、狩りの欲求を満たしているのかもしれません。じっと中で身構えているので、袋の入り口で猫じゃらしを動かしてあげると、捕まえようとしてガバッと飛び出してきます。紙袋も同様です。狭くてカサカサと音がするのがとにかく楽しいらしく、いつまでも入っています。
そんな三毛猫の性格はプライドが高くマイペースで、「いかにも猫のイメージ通り」と言っても過言ではありません。
しかし、決して「冷たい」というわけではなく、飼い主さんへの愛情はきちんと持ち合わせており、いわゆる「ツンデレ」な部分も多い可愛らしい性格です。甘えてきた時にはたくさん構ってあげましょう。
鈴が入っているボール
転がすと鈴の音がするので、自分から転がして追いかけ回します。走り回るので、自然と運動不足も解消できます。
遊ばせ方のポイント
袋類は猫が好きでよく入りますが、どうしても動きが少なくなるので、猫じゃらしなどのおもちゃを組み合わせて飛びつかせるといいでしょう。ボール類はネコちゃんもよく遊びますが、家具の下などに入ってしまうと取れなくなり、そのまま諦めてしまうことがあるので、長く遊んでもらうためには、できるだけ広く、家具などが少ない場所を選んで遊ばせましょう。
3.取れそうで取れないおもちゃで狩猟本能をくすぐる
見えているのにどうしても取れないというおもちゃは、何とか取ろうとしてネコちゃんが夢中になります。
取りたいのにどうしても取れないボール
木製の円盤状の中をコロコロと動くボールが見え隠れしていて、ネコちゃんは取ろうとして飛びつきますが取れません。取れないのにボールが動くので、さらに夢中になって何とか取ろうとします。
取ろうとすると引っ込んで取れないネズミ
箱の手前にレバーがいくつも出ていて、ネコちゃんが何気にそのレバーを押すと、箱の上面に開いた穴からネズミが顔を出す、いわゆるモグラ叩きのようなおもちゃです。ネコちゃんがネズミを取ろうと足を前に出すと、レバーから足が外れるのでネズミが引っ込むという仕掛けになっていて、いつまで経ってもネズミは取れません。
遊ばせ方のポイント
ネコちゃんの本能のまま、遊びたいだけ遊ばせましょう。どうやったら取ることができるのか必死に考えているはずです。
4.自動で動くおもちゃもある
元気なネコちゃんと遊ぶのは大変という飼い主さんには、自動で動くおもちゃがお勧めです。
自動で不規則に動くおもちゃ
まるでネズミが動いているかのように不規則に動くので、ネコちゃんも思わず追いかけてしまいます。最近では本物の魚が跳ねているように動くおもちゃもあります。
自動で動く猫じゃらし
机の縁に取り付けてスイッチを入れると、先に付いている猫じゃらしが自動で動きます。床に置いて、自動でグルグルと回る猫じゃらしや、不規則に動くボールの先に猫じゃらしが付いているものもあります。
遊ばせ方のポイント
飼い主さんにとっては一番楽な遊ばせ方ですが、ネコちゃんによっては、おもちゃが動くモーター音を怖がって遊ばない子もいます。また、人間が動かすのとは違い機械が動かすので、故障したり、機械の動きに慣れてネコちゃんが飽きやすかったりします。
遊ばせるときはここに注意
小さなおもちゃや紐類で遊んでいるときは、決して目を離さないようにしましょう。狩猟本能があるネコちゃんは、目を離したすきに誤飲してしまうことも少なくありません。中には、うさぎの皮でできているネズミのおもちゃを誤飲して手術が必要になったケースや、うんちと一緒に遊んでいた紐が出てきて、初めて誤飲に気づいたケースもあるので、絶対に1匹だけで遊ばせるのはやめましょう。
色々と工夫して遊ばせてみましょう
ネコちゃんの場合は手作りおもちゃもよく遊びます。段ボールでトンネルを作ったり、ペットボトルに穴を開けて中にフードを少し入れたりするだけでも夢中になるので、色々と試してみてください。
5.さいごに
おもちゃは飼い主さんとネコちゃんのコミュニケーションを深めるだけでなく、ネコちゃんたちの運動不足解消やストレス発散にも役立ちます。猫用のおもちゃはバラエティに富んでいて選ぶのも楽しいので、ついつい増えてしまうという飼い主さんも多いと思います。ぜひ、お気に入りのおもちゃを見つけて、毎日遊んであげてください。より一層絆が深まります。
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