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こんなに違う!?毛色ごとの猫の性格!
あなたの猫ちゃんの性格は?

「オスは活発」「メスはしっかり者」など、猫の性別や猫種によって性格が変わってくるというのは、耳にしたことのある人も多いかと思います。しかし、「猫の性格は、性別や猫種の他に“毛色”でも変わってくることがある」とも言われているのをご存知でしょうか?

今回は、猫の毛色ごとの性格と、それぞれの子に適した接し方についてご紹介します。

1.毛色ごとの性格の違いには根拠がある


「猫の種類などはともかく、毛色でも性格が変わるなんて」と驚いたり信じられなかったりする飼い主さんも多いかと思います。
「ただの言い伝えでは?」なんて思ってしまう人も多いかもしれませんね。

一方で、猫の毛色ごとの性格の違いは、元東京農業大学教授で猫に関する研究を多数行ってきた大石孝雄先生が、ご自身が監修している「ミケねこのトリセツ(東京書籍)」など本の中でも認めている事実。つまり、単なる言い伝えではないのです。

もちろん、猫も私たち人と同じように個体差がありますから、一概に性格を決めつけることはできません。
しかし、毛色によって性格がある程度わかっていることで、飼い主さんなど一緒に暮らすご家族も猫ちゃんと触れ合いやすくなるかと思います。
ぜひ、ご自宅の猫ちゃんは一般的にどのような性格だと言われているのか、チェックしてみてください。

2.飼い主が知っておきたい、毛色ごとの猫の性格


ここからは毛色ごとの猫の性格をご紹介していきます。
先ほどもお話したように「必ずこうだ」とは言えませんが、参考程度に読んでいただけたら幸いです。

茶トラ

レッドタビーやレッドマッカレルタビーなど、いわゆる「茶トラ」と呼ばれる毛色の猫は、大人しくおっとりしている子が多いです。
警戒心も薄い傾向にあるので、人はもちろん、他の猫とも相性がいいと言われています。

また、食いしん坊で飼い主さんにおやつをおねだりすることも多いので、肥満には注意しましょう。

キジトラ

ブラウンやブラックのマッカレルタビー、通称「キジトラ」と呼ばれる毛色の子は、わんぱくで好奇心旺盛な性格が多いです。
警戒心も強く、すぐに人や他の猫に懐くことは少ないかもしれませんね。

一方で、心を開いた相手には甘えん坊になる、まさに“猫らしい”性格。
甘えてきた時にはたくさん遊んであげましょう。

サバトラ

毛色ごとに違うと言われる猫の性格ですが、サバトラの場合には判断が難しいのが事実です。
というのも、サバトラの性格は両極端で、人懐っこい子もいれば警戒心が強く人見知りをする子もいると言われています。

人懐っこい性格の場合には構ってあげると喜びますが、人見知りをする子を構いすぎるとストレスとなってしまうこともあるので注意が必要です。

まずは、猫ちゃんの様子をよく観察し、どちらのタイプなのかを見極めましょう。
警戒心が強い場合には、適度な距離感を保つようにしてくださいね。

ブラック

真っ黒な毛色の猫、いわゆる「黒猫」はクールで凛としたイメージを持つ人も多いかと思います。
一方で、じつは黒猫は人に懐きやすい性格をしているので、初心者にも向いていると言われているのです。

また、黒猫は頭が良くとても賢いので、中には犬のように芸を覚えている子もいます。
猫ちゃんとの遊びの一環として、芸を覚えさせてみるのもいいかもしれませんね。

ホワイト


全身が白くきれいな見た目の「白猫」は、日本でも「招き猫」や「ハローキティ」などのモチーフになっているため、親しみやすい印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

一方で、じつは白猫は警戒心が強く、お世辞にも「親しみやすい」とは言えない性格なのが事実です。
また、自立心も強いため、人や他の動物と常に一緒に過ごすのも苦手だと言われています。
甘えたい時には擦り寄ってくるなど、きちんと自分から意思表示をしてくれるので、それまでは無理に距離を詰めないように気をつけましょう!

ミケ

白・黒・茶色の3色が混ざった三毛猫は、日本では昔からよく見られ、さまざまな猫の中でも特に親しまれてきた毛色です。
近年では「キャリコ」とも呼ばれ、海外での人気も高くなってきています。
また、三毛猫のほとんどがメスで「3万分の1しかオスがいない」という話も有名ですよね。

そんな三毛猫の性格はプライドが高くマイペースで、「いかにも猫のイメージ通り」と言っても過言ではありません。
しかし、決して「冷たい」というわけではなく、飼い主さんへの愛情はきちんと持ち合わせており、いわゆる「ツンデレ」な部分も多い可愛らしい性格です。甘えてきた時にはたくさん構ってあげましょう。

サビ

茶色と黒が混ざった毛色をした、いわゆる「サビ猫」は少し不思議でミステリアスな印象を持っている人も多いかと思います。
一方で、頭が良く協調性のある性格なので、家族として一緒に過ごすには打って付けの性格と言っても過言ではありません。
気まぐれな部分もありますが、基本的には優しく面倒見の良い性格なので、多頭飼いにもオススメですよ。

また、賢い性格のサビ猫は、飼い主さんや家族の行動をまめに観察しているので、気づくと勝手にドアや窓の開け方を覚えていた…なんてこともあり得ます。脱走などにはくれぐれも注意してくださいね。

3.まとめ


猫の毛色ごとの性格と、その子に適した接し方についてご紹介しました。

冒頭にもお話したように、毛色によっても猫の性格が変わるという話はきちんとした研究データによるものです。
一方で、猫にも個体差がありますし、人と暮らしているうちに徐々に性格が変わってくることも決して珍しくはありません。

どんな毛色・性格の子であっても、飼い主さんがたくさん愛情をかけてあげれば素敵なパートナーになってくれるはずです。
現在すでに猫と暮らしている人も、これから猫を迎える人も、毛色ごとの性格は参考程度にして、ぜひ猫ちゃんとの暮らしを楽しんでくださいね!

参考文献:「ミケねこのトリセツ」(東京書籍)

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